自己決定の範囲が広がり、自由と責任を学び始めた時期として、高校生時代の方がより意義深い期間だったと考えます。 中学生時代は、まだ親や教師の保護下にある部分が大きく、行動や思考もある程度制限されていました。 しかし、高校生になると、アルバイトが許可されたり、進路選択を迫られたりと、自分の意思で決定すべき場面が増えます。 この「自由」と、それに伴う「責任」を経験することは、社会に出るための重要な準備期間となります。 友人関係もより多様化し、自分とは異なる価値観に触れる機会も増える。 もちろん、悩みや葛藤も増えますが、それらを通じて人間的に大きく成長できるのが高校生時代ではないでしょうか。 中学時代の無邪気さも尊いですが、自立への第一歩を踏み出し、自分の人生を意識し始める高校生時代に、より大きな価値を感じます。楽しさだけでなく、成長の実感があった時代です。